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VRの複合アート施設であるThe Virtual Art City「Gates」が主催するコンペ「Gates Art Competition」の入選作品展にて、作品1点を展示していただいております。

近年、美術鑑賞も作品販売もオンラインで、という流れが増えて来ました。


気軽にどこでも無料で美術鑑賞が出来るので、新しいアートファンを開拓出来るのではないかと期待しています。


一方で、美術鑑賞の観点からは、現段階では実体験に遠く及ばず、物足りないと感じました。


VR美術館自体は3D空間なのですが、壁面に展示されている肝心の絵のデータが2Dだという点に最大の問題があると感じました。


特に自分の作品はマチエールに厚みがあるので、3Dデータにライティングして作品を見せないと実物が持つ物質感や質感が伝わりません。


絵肌(質感)を認識するには、視点を動かす事で光の反射や写り込みを変化させる必要があります。

その為、しゃがんだり歩きながら作品鑑賞する事があります。


彫刻などの立体作品は勿論ですが、物質として存在する絵画は、やはり3Dでみせる必要があるという事です。


ただ、そうなるとデータが重くなってしまい、現時点ではオンライン鑑賞そのものが難しいという問題があるので、今後の発展に期待したいところです。

こうしたオンライン展示が、実際に美術館やギャラリーに足を運んだり、作品購入のきっかけになってくれたら嬉しいです。


VR美術館にご興味あれば、是非スマホやPCで覗いてみてください。

宜しくお願い致します。

「第3回 Gates Art Competition -Human 入選作品展」 会期:2022年12月1日(木)~2023年2月28日(火) 展示室:Gates Museum「Art in White」

執筆者の写真keiichibaba 馬場敬一

更新日:2022年9月29日

美術鑑賞が言語野頼りになると、思考は明確な答えを早急に出したがるので、のろまな感覚を置き去りにします。


言語による論理的回答を求めたくなる気持ちはよく分かります。 ですが、それは美術鑑賞の面白さを半減どころか、殆ど失っている様に感じます。

美術鑑賞って、魅力や解釈を独自に探し出す事が面白いんですよね。

どうやって描いてるかを想像するだけでも楽しいし、視点は無限にあります。

これって自己と対峙するいい機会だし、審美眼が鍛錬されます。


なんでも鑑定団的な審美眼は市場価値を基準にしているので知識ぐ必要ですが、好き嫌いや独自の解釈は自分勝手でいいと思います。


評論家の言葉や作者の意図は、しっかり鑑賞した後に答え合せみたいに使うと面白いと思います。

それでも、自分が感じ、考えた事を尊重した方が、美術鑑賞が個人的な体験となるので面白い筈です。


そもそも、言語と思考だけで捉えられるものではないので、答えの無い自由な美術鑑賞を楽しんで頂きたいなと思っています。


「芸術に明るくなく理解出来ませんが、、」なんて謙遜される方がまたに居らっしゃるんだけど、そんなの僕にもわかりません。

なんなんだ、芸術って。まるっきりわからないよー笑


美術に敷居の高いイメージが無くなると良いな、とずーっと思っています。



久々にホームページを更新しました。

新たに「RESIN」(レジン)のページを増設し、新作11点を掲載しております。


この新シリーズは長きに渡って使用してきたダンボールに、エポキシ樹脂を併用しています。

硬質な光沢感、透明感、キラキラ感等々、従来のダンボール作品とは全く別の印象を持つシリーズです。


実展示は現在未定ですが、先ずはHPにてご高覧賜りましたら幸いです。

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